かぶと虫の羽化コーナー
かぶと虫の羽化記録








これは1999年〜2000年にかけて、かぶと虫が幼虫から成虫になっていく様子を記録したものです。
年が代わってから少しずつ暖かくなって、幼虫達が順調に育っていく様子をお伝えしています。

ここでは日記というより、状態が変化して写真を撮ったりしたものを、報告形式で掲載しています。
よろしかったら、ご覧ください。





 

去年の秋の幼虫達

   
  幼虫2


11.14

 ケースの土を替えて、幼虫達を放すと我先にと、皆土に潜って行きます。



  幼虫1


11.14

 もう随分大きくなっています。
 6〜7cm位かな?









 

今年になって土を替えた日

   
  幼虫4


05.05

 ケースから出てきた幼虫達は皆元気にしてました。



  幼虫3


05.05

 体長はもう10cm位でしょうか。



  ペットボトル1


05.05

 今年もペットボトル飼育に挑戦。
 良く観察できるかな?









 

人工蛹室に挑戦

   
  蛹室1


06.25

ペットボトルの外から、何も見えない状態だったので、掘ってみたら立派に蛹室を作っていました。
(ホッテシマッタ!)



  蛹1
06.25

そこで今年は、人工蛹室に挑戦してみることにし、蛹を取り出してみました。
蛹には相当迷惑でしょうが、さわると尻を振って威嚇するのがかわいいです。

ところで実際に敵が来て尻を振った時に、背中のギザギザに相手の足を挟むのが攻撃になるらしいですね。
蛹でも黙っていないんですね。そう言えば蛹でも歩く昆虫もいるそうです。

  人工蛹室&蛹2


06.25

左が今回初めて作った
人工蛹室です。
かぶと虫好きな方のHPを
参考にしています

保存用のビン・トイレットペーパ
の芯と古新聞を使っています。

さすがに良く観察できます。
うまく育って欲しい。








 

羽化−新生編

   
  羽化01


07.01 9:35

朝ちょっと覗くと、ちょうど羽化を始める所でした。
(非常にラッキーでした!)



  羽化02


07.01

羽化したばかりは腹まで白いんですね。
まだ最後まで殻を脱ぐために、必死に身体を動かしつづけています。



  羽化03


07.01 約10分後

もう完全に抜け出しました。

背中の方もこのとおり真っ白です。
これがもう少しすると、あの黒々した奴になるんですから、かぶと虫ってとても神秘的ですね。









 

羽化−雌伏編

   
  羽化11


07.01 約50分後

20分後位からしきりに、内羽を伸ばして乾かしているようです。
これをきちっとやらないと、飛べなくなったりするんでしょうね。

羽が結構長いのと、羽化時に出た水が下に溜まっているので、少しでも上の方へ登ろうとしているのですが、内壁に爪が掛からずに、何度も落ちて苦労していました

今後は蛹室下面の水はけを良くし、筒の内側に傷を付けて少し登れるようにしたら良いかもしれません。



  羽化12


07.01 約1時間10分後

何度も滑り落ちるので、瓶を少し傾けました。

さや羽ももう随分、白から茶色がかった色に変わってきました。



  羽化13


07.01 約3時間後

2時間後位に内羽をたたみました。
瓶を寝かせすぎて口から出そうになってしまい、ちょっと動かした時に慌ててたたんだので、実際はもう少し後なのかも知れません。
(ちょっと失敗しました)

だいぶさや羽の色も濃くなってきました。

ずっとじっとして、時が来るのを待っているんですね。









 

羽化−飛翔編

   
  羽化22


07.01 約11時間後

普通は完全に羽化した後も、暫くは蛹室にとどまりじっとしているようですが、ちょっと外に出してしまいました。

色はもっと濃くなるんでしょうが、それまではまだまだ時間が掛かりそうですね。



  羽化23


07.01

羽化時に脱ぎ捨てた殻です。

ちゃんと蛹の時の形が残っています。

この殻の中で幼虫の身体から、成虫の身体に変わった(変態)と思うと本当に不思議です。



  羽化21


07.01 約12時間後

もう色も形も、立派なかぶと虫になりました。








    

    

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